だから俺は彼女を寝取り続けた。

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寝取りをするほうの男視点で描かれます。寝取り、といっても、どちらかというとBSS（僕が先に好きになったのに）に近いですね。

NTRと言われて期待するような展開とはちょっと違います。恋人との大切な関係が壊されるのを主観で味わうやつではありません。

1. 男主人公は高校の頃からヒロインを好きだったが、大学生になっても気持ちを告げられずにいた
2. ヒロインがチャラ男の先輩と付き合い出す
3. ヒロインが男主人公を誘ってセックスする
4. ヒロインが男主人公に何度もセックスに誘う
5. その後も関係は続き、ヒロインが結婚したあともセックスフレンドを続ける

こんな内容です。

見てわかるとおり、男主人公は常に受け身です。リスクを取って告白できないような情けない男視点なのです。これには読者も感情移入してしまいますよね。

ちなみにセックスはほぼ毎回ヒロインからの誘いです。「だから俺は彼女を寝取り続けた。」とかタイトルで言っておきながら、自分からセックスしようとは言わないんですね。受け身すぎる。

そして最初の性行為のあたりでもうわかってしまうんですが、このマンガ、ヒロインが倫理を欠いています。

恋人の竹内先輩はカッコいいけど、本当は「いつも隣にいてくれた優しい人が良かった」とか、主人公がヒロインを好きだと確認してから言ってくる。

こいつ、性欲で生きているのか？

純朴な男主人公と背徳的なセックスをしたいだけなのか……？

読みながら私はヒロインの虫のよさに戦慄を覚えていました。

と、いろいろ書きましたが、絵がめちゃめちゃ綺麗でエロいのでいいと思います。

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